グシケン

揺れる大地のグシケンのレビュー・感想・評価

揺れる大地(1948年製作の映画)
3.6
中間搾取に嫌気がさした漁師が中間業者に反旗を翻して借金して独立を試みるも、嵐の日に出た漁で船が大破し職を失い、抵当に入れた家も持っていかれ身ぐるみ剥がされて中間業者の雇われ漁師としてまた搾取されていくという話。
これは観る時代によって、受け取り方は大きく変わるのではないかと思う。
中間業者の中抜きや買いたたきは現代にも通ずる普遍的な問題ではあるけど、今は当時とは法律も違えば保険だって入るだろうし、そもそも絶対に男が働いて家族を養う!っていう時代でもない。
当時の田舎の漁村の実態を伺い知れる教材みたいな映画。
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