okamoto215

炎628のokamoto215のレビュー・感想・評価

炎628(1985年製作の映画)
4.4
背景とかそういうのを抜きに
純粋な「作品」として見ただけでいうと

自分にも少なからずドイツの血が流れてるってことが嫌になる。
今までどんな戦争映画見ても思ったことなかったけど。
そう思ってしまうくらい
突き抜けた 描き方。
上手

主人公の表情が本当にすごい。
言葉で言い表すのは難しいけど

そういった「経験」をした人ってこんな表情になってしまうんやろうな

狂気的な部分の描写は
レクイエム・フォー・ドリームを彷彿としてアガった。

クスリであろうが、戦争であろうが、狂った人間もまたこんな表情になるんやろなと

最初はすこし退屈やけど気がつけば一瞬
映像、音楽、ショットがとにかく素晴らしい

こんな理不尽で救いようのない辛い映画やのに
特にしんどくもならないのはもはや病気か才能か
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