炎628の作品情報・感想・評価

「炎628」に投稿された感想・評価

まろん

まろんの感想・評価

3.9

ロシア人の少年…名前はフリョーラ…
反ドイツのレジスタンス的なパルチザンに参加するために銃を入手するもまだ幼い事を理由にパルチザンからは置いてきぼりをくらう………参加したパルチザンにいた少女グラーシャもそろって置いてきぼりなので…とりあえずフリョーラの村をを目指す二人………
無人の村から連想されること………
ドイツがロシアへと侵攻した際に村々の人々を殺していったという事実…
観ていて厳しく………

タイトルの炎628とは焼けてしまった村の数だそうで………あー今日も本当に平和だと実感出来る映画
やたらと評価が高く気になっていた作品!
たしかに、圧倒的なまでの戦争の絶望、厭な描写が多く見るのがキツかった。スクリーンで見てたらほんとしんどいだろうなぁ…不協和音とか爆撃の暴音で耳がボワーンてなるとか音での演出が興味深い、映像は人の顔を正面から映すのが多かった

ンーでも個人的にやはり戦争中ってお祭りみたいなもんで人々は全員タガが外れててなんでもありやし人というかもうみんな獣で世界の基準が狂っていると思うから、なんだろうただ傍観してても圧倒されるけど心に響くものはあまりなかった……てか先日見たソ連映画「動くな、死ね、甦れ」の体験が凄すぎてちょっと感覚が麻痺してるのかもしれない。

何よりも主人公の顔が一番怖かった!!!!!!!!!!!!ほんとに子どもですか????オッサンやろあの人!!

ひなが入ってる卵を踏み潰してしまうシーンがまじで生理的にムリすぎて胸糞悪い。

地盤ゆるいとこ嫌い、住みたくない絶対

でもこれに耐えられたんならそろぼち「ダンサーインザダーク」とか「神々のたそがれ」とか鬱汚映画いけるんかもって思ったけど、やっぱり自分の好きなジャンルではないことは確か。
秋月

秋月の感想・評価

4.8
衝撃的な作品

これが事実に基づいて作られているとは思いたくない。


ナチスのアインザッツグルッペン、別名「移動虐殺部隊」が起こす殺戮に主人公の少年が巻き込まれる話


映画『アルジェの戦い』で印象的だった爆発とはひと味違う爆発、何というかただ破壊を求めた暴力的な爆発とでもいいましょうか。。凄く恐い印象を受ける。

主人公が自分の家に帰るときのシーンは本当に秀逸
不穏な空気、不安を煽る人形達、そしてハエ…
大量の死体が見えるのはほんの数秒。ピントが合ってなかった気がします。巻き戻して観るのはちょっと無理です。映画『サウルの息子』を思い出した。
そして後ろを振り返らないで泥の中を進んでいく時のワンカット。
主人公の心情が文字通り痛いほど伝わってくる。

また、途中スターウォーズのようなレーザービームが炸裂する。いや、これは機関銃?機関砲?それが牛に当たるんだけど、これ本当に牛殺してね?
あの目のアップは本物でしょ?

牛の目のアップは一度だけだがこの作品は顔のアップがよく使われます。主人公の少年の顔。この映画のパッケージ画像を見ればわかりますが、今まで私が観た俳優達の顔の中で最も恐怖と悲しみが伝わってくる。そして序盤の少年と後半の少年の顔が全く違う。それはあんな経験をすれば当たり前か


ラストのヒトラーの写真を今まで一度も銃を撃っていない少年が銃を構えて撃つシーンも最高だ。
銃声と伴に実際の映像に切り替わる、虐殺からヒトラーの演説、ナチスの台頭、ときは遡りとうとうヒトラーの赤ちゃんの写真に…
そこでとる主人公の行動に希望的な未来を感じた。それは私が無理矢理見出だしただけかもしれない。今までが絶望的な光景だっただけに…

皆さんはどう思いますか?
GTtrisた

GTtrisたの感想・評価

4.5
タランティーノが選ぶ第2次世界大戦映画1位
ロジャーディーキンスが選ぶ最高の映画ベスト2位と、映画界の大物が高評価する今作
テンポよくて、展開に起伏があって退屈はしなかったのが意外だった
でも難解系映画ではないけど、説明が少な過ぎて???ってなることが多
ただ狂気の渦巻き方が映画とは思えない
主演はマジで精神が参ってるようにしか見えないし、みんな映画って事を忘れてマジで恐怖しているかのような演技が怖すぎる
オススメはできないけどみるべき作品
青の

青のの感想・評価

-
【嫌悪感しか残らない。最悪にして最高峰の戦争映画】


今作DVDを手にし、迷い無く直感で買ってしまった。
「たぶんヤバイやつだ」
その勘は当たった。


●1943年ナチス占領下の白ロシア。※
ソ連軍が進軍合流するまで、町々で寄せ集めた民兵をパルチザン※として深き森の中ナチスと戦わなければならなかった。
今作はそのパルチザンに憧れ、母親の制止を振り切ってまで参加した一人の少年の目を通しての戦争。

「628」とはナチスによって焼かれた村や町の数(諸説有り)。

※はくろしあ。1922年ソ連に加盟した共和国。
1991年ソ連解体後、現在は独立してベラルーシ共和国。隣国にポーランドやウクライナ。
※民兵組織。ゲリラ。遊撃隊。

●前半と後半の落差に震える。
ソビエト映画特有の抽象的で詩的な静寂と、粗野で雨臭いガヤな具合。
そしてじわじわと迫る不安感。
終盤、一言で言えば
「狂気」
である。
こんなにも集団は狂えるのかと恐ろしくなる。
正直、二度と見たくない。
首や手がもげる吹っ飛ぶとか、そういう類いではない。
悲鳴
嘲笑
回る曲

見開く目

少年の顔。

●あるナチス将校が間際に語る。
「全ては子供から始まる。お前ら民族(スラブ民族)に未来は無い。
共産主義はお前らのような下等民族に宿る。絶滅すべきだ。かならずや遂行する」
このセリフからラストの少年の行動に繋がる。
その行動の果て、その捉え方は見た人様々なのでしょう。

●強烈な嫌悪感しか残らなかった。
しかし、その嫌悪感こそが戦争映画たる使命ならば【傑作】である。









◎個人的に。
「ドキュメンタリー」あるいは「記録映像」ではない戦争映画を見る際に気をつけていることがある。
映画は当然のことながら一次資料にはならないということ。
それを一から十まで完全に信用し、何らかの政治的思想や啓蒙活動の道具に利用されるような存在であってはならいということ。
あくまで「自ら調べ・考えること」のきっかけに。
あるいは、おおまかな全体像を知る予備知識としておくこと。
McQ

McQの感想・評価

5.0
「全ては子供から始まる」
という事で、全編通して少年の目線で地獄を体感。。

前半で少年が見せた笑顔は何処へ??

この少年は始まりと終わりで間違いなく50歳ぐらい老けていました。

最初から地獄だけど、後半の大地獄に辿り着くまでは、只々見惚れてしまうほどの映像センス。。
(大地獄からは絶句、、)

監督の才能は素人目にも一目瞭然!開始からズバ抜けていました。

この監督で色々観てみたいけど、3作残してお亡くなりになられてるとの事で残念でしかない。
Masa

Masaの感想・評価

4.3
1943年ナチス占領下の白ロシア(現・ベラルーシ)が舞台。ある村の少年フリョーラは戦場跡で見つけた銃を手に、ドイツ軍に対抗するゲリラ部隊へ参加する。実際の出来事をもとに、ドイツ兵による残虐な行為を一人の少年の目線で描く。

恐怖。狂気。地獄。
他の戦争映画の見方が変わってしまうほどのインパクト。
映画を鑑賞するより体験するに近いかも。
TJ野

TJ野の感想・評価

5.0
これはこれは大傑作。戦争映画史上最高で最悪の映画ではないか。
ソ連の村々でのナチスの虐殺を描いた映画。序盤からトラウマ級の演出が畳み掛ける。特にBGMとかSEが本当に恐ろしい。ヴァーグナーを彷彿させる不協和音に、偵察機のエンジンの轟音、虫の羽音、人々の悲鳴が重なり、観ていて気分が悪くなる。
村民を建物に集めて焼却処分するシーンは、映画史上で最も観ていられないシーンである。ラストも、印象深い。ヒトラーの記録映像が、逆再生されていき、最終的には…。救いのない映画なので、心が健康な時に見るべき。
井倉

井倉の感想・評価

4.0
まだ、幼さの残る顔つきをしていた少年が、最後には、沢山の苦労をしてきたおじいちゃんみたいに、しわしわになって、何と表現したらいいのか分からない顔つきになっていたことが、戦場の過酷さを現しているようで辛かった。まるでドキュメンタリーを見ているような感覚になる。
腐る程戦争映画観てきたけど、観なきゃよかったと刹那に思った映画は初めて
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