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炎628の犬のレビュー・感想・評価

炎628(1985年製作の映画)
5.0
恐怖と後悔と絶望によって少年の顔面がシワシワおじいちゃんになるのだが、そのビフォーアフターだけでもこの映画がどれだけ恐ろしいかが分かる。村人を教会に閉じ込めて手榴弾、火炎瓶、火炎放射器で蒸し焼きにするシーンは圧巻であり、阿鼻叫喚する村人に狂喜乱舞の兵士、、これぞ地獄絵図。
本当の実弾が使われるような撮影だったので、この映画のせいで少年がトラウマにならないよう監督の配慮で少年に催眠術をかけて撮影に挑んでいたらしい。しかし少年は催眠術にかかりにくいタイプだったけど監督に気を遣ってかかったフリをしながら芝居していたというエピソード好き。
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