s

善き人のsのネタバレレビュー・内容・結末

善き人(2008年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

ヴィゴモーテンセン目当てで鑑賞。
今回のヴィゴは大学教授役。眼鏡外して目頭抑えて「shit!」って言うシーンかっこいい。

時代背景はナチス政権下のドイツ。
ヒトラーは一切出てこないんだけど、総統官邸から呼び出し受けるヴィゴの凍りついた表情、恐る恐る部屋に入っていくシーンなどからやっぱりこの時代のナチ党って怖いものなんだなぁというのを改めて感じました。

「善と悪」この二つのものがヴィゴをそして周りとの関係性を変えてしまう、地味な映画なんですが心理的過程が面白かった。
マーラーの交響曲がまたすごい効果的。
ヴィゴがマーラーの交響曲が聴こえる時って、何か罪悪感に囚われその現実から逃げたい時のように思える。例えば教え子との不倫の前や、ナチ入党前や、収容所。最後の収容所なんて、ユダヤ人が楽器持って演奏してるし、もう現実逃避がヒートアップしてるのが凄く伝わる。

最後に残ったのは孤独。
s

s