【キネマ旬報90年代ベスト日本映画 1位】在日朝鮮人とフィリピン人の恋愛を描きながら、「これまで主に弱者として描かれてきた在日コリアンを、生の赴くままに行動する人種として描いたことで高い評価を得た。」(wikipedia)とのこと。
世界的に移民排斥、内向き化が進む今だからこそ響くものがあった。「俺は朝鮮人が嫌いだ。でも忠さんは好きだ。」というセリフが繰り返される。まあこのキャラクターは少し狂った人物ではあるのだけど。タクシー会社の面々はそれぞれがそれぞれに問題を抱えているのが可笑しくも悲しい。
基本的にコメディなので笑ったし、二人の恋愛にほっこりさせられたけど、見終わると涙がながれる。なんだろうこの気持ちは。