戦後、わずか4年しかたっていないのにこの大らかさ。みんな明るくお洒落でとてもコミカル。
今のように娯楽なんてないのだが、それでも人々は歌い、絵を描き、落語をする。
何もなくても自分自身で楽しさを作り出してる。
そしてこのコミカルな雰囲気が「サザエさん」にすごく似ている。
そうかサザエさんは戦後の雰囲気を現代に伝える番組でもあったのか。
特別、銀座に行って何かをするということではないのだが「銀座カンカン娘」を流しとして何店舗かまわる。すると驚くほど稼げてしまったというお話。
これは戦後のエンタメが登場する瞬間であるし、実は戦後すぐのこうしたエンタメ映像はほとんどないので、歌の歌唱や落語を映像に残せてる意味でとても貴重な映画である。