ハンニバル・ライジングのフリーザのネタバレレビュー・内容・結末

『羊たちの沈黙』シリーズ四作目。
ついにサスペンスですらなくなり生ぬるいリベンジアクションに。

まず主役が全く『羊たちの沈黙』のレスター博士に繋がるように見えない。
顔がとかってレベルじゃなく骨格からして違うし表情や話し方や一挙手一投足が全く似てすらない。
この話から『羊たちの沈黙』まで数十年空くので違くて当然、ってことならこの映画の意味はなんなんだよ。
配役のせいなのか役者のせいなのか監督のセンスのせいなのか分からんけどキャラクターものの続編としてこれじゃ全然入り込めないわ。
別にレクター博士というキャラのことは全然好きでもないしアンソニー・ホプキンスのファンでもないけど、この作品って結局レクター博士のキャラ人気ありきな訳だから全力でそこはこだわろうよ。

そして『羊たちの沈黙』でも『ハンニバル』でも全くあの曲口ずさんで無かったし剣術使えるとかも初耳なので何もかも後付けにしか見えない。

途中ウトウトしてたんで見逃してたらゴメンなさいだけどあの日本人のおばさんがあんなに協力的なのってなんでだ？

そもそもこれ言ったらこの作品全否定にになってしまうけどサイコキャラがそうなったキッカケを描くってめちゃくちゃ無粋じゃないか。
レクター博士は実在の殺人鬼をモデルにしていて〜とか聞いてたんだけど話違くない？？

結局『羊たちの沈黙』のレクター博士というキャラクターだけを擦りまくったシリーズで『レッド・ドラゴン』はともかくこれと『ハンニバル』は観なくて良かったな。