キャサリン子

きな子〜見習い警察犬の物語〜のキャサリン子のレビュー・感想・評価

3.2
警察犬訓練士を目指す18歳の望月杏子(夏帆)は、入所した訓練所でラブラドール・レトリバーの子犬きな子と出会う。
身体の弱いきな子は警察犬になれないと言われた杏子は、自分がきな子を警察犬に育てると宣言し、その日から彼らの奮闘の日々が始まる。
しかし、警察犬試験に何度も失敗するきな子と自分自身に、杏子は失望していく…。


実話ベースです。
悪くはないんだけど、ちょっと物足りない…
警察犬訓練士の仕事内容がほとんど描かれていないから訓練って何をやってるの?どんなところが大変なの?先輩の親方(?)はいつもゴロゴロしてるけど見習いの子の教育はしないの?って感じでずーっと頭の中「???」でした。
なので、杏子が「辞めます」ってなった時も「そりゃこんなに大変なんじゃそうなるよね〜」とはならず、「え?そんなことで?」ってなった。
「努力してもできないものはできない!」って言うけどアンタそれほど努力してたの?


けれど後半、杏子ときな子、一人と一匹の不器用コンビは、信頼の絆で結ばれ距離が縮まります。
人のために一生懸命走るきな子の姿はとても可愛くて癒された。
ラストの終わり方も良かった!


最後まで信じること、あきらめないことを、犬のきな子が教えてくれる心温まる作品でした。
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