ぐり

横道世之介のぐりのネタバレレビュー・内容・結末

横道世之介(2013年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

声に出して呼びたい!横道世之介〜〜ッ!!🥹

"横道世之介"。いつも呑気で明るいすてきなひと。それは本人の言動からも、彼の周りの人たちの笑顔からも、よ〜〜く伝わってきた。何かに熱心になるわけでもなく、ただ流れに身を任せて、深く考えずに生きているような世之介だけど、彼は人を笑顔にすることができる。なぜかみんな世之介に惹かれてしまう。彼の笑顔がすてきで、いつの間にか私も世之介のことが好きになっていた。

そんな世之介の周りに集まるみんなもすてきなひとたちばかり。特に私は世之介と一平の関係性がめちゃくちゃ好きだった!世之介は一平がゲイだということに何とも思わなかったし、2つ返事でお金を貸してくれた。本当にただのいいやつ。一平が「世之介、ありがとな」と言ったシーンが凄く心に染みた。こんないいやつそうそういない。

吉高由里子演じる祥子ちゃんも世之介と同じくらい明るくてすてきなひとだった。天真爛漫で、愛嬌があって、とにかくかわいい。吉高由里子の配役がピッタリで超良かった!2人のキスシーンなんて、終始ピュアすぎて私の心が「かわいい‼️」って叫んでたもん🥹🫶🏻✨️

過去と現在をミックスさせた構成も良かった!世之介のことを思い出すと自然とみんなが笑顔になるなんてすてき。そんなあなたにわたしもなりたい。
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穏やかそうな映画だったので母と観たんですが、どうやら母が世之介と同世代だったらしく(笑)ダンパやネルトンなどの時代を彩る様々な単語をはじめ、髪型や曲などすべてに馴染みがあったようで、母の解説付きでの鑑賞でした(笑)世之介の死のモチーフとされる実際の事故も母はよく覚えていたようで、泣いてましたね🥲私ひとりで観ていたらわからなかったであろう細かい時代背景や小ネタを知れたという意味でも母と一緒に観て良かったです!最後の世之介の母のナレーションには母も私も涙が…(笑)楽しそうにカメラを向ける世之介が愛おしかったです。柔らかい空気感の心地よい映画でした。もう少し大人になってからまた観たいな😌🫶🏻横道世之介を演じた高良健吾のこともさらに好きになりました!アジカン主題歌も最高!
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