それぞれのキャラクターの魅力で引っ張っていってくれる映画だった。役者が豪華だし一人一人すごく味わいがあって良い。
そして個々人の魅力だけでなく、銭湯の掃除バイト中の会話とか、母親のトイレを待つあいだの会話とか、人と人のあいだにふと生まれる可笑しさ愛おしさが描かれていて好きだった。
キャラクターが出てくる前の冒頭の数シーンだけはあまりテンポが良くないように感じた。駅の雑踏はともかく猫の歌のアイドルのシーンはあんなに長くする必要があるんだろうか? 私にとって好きな曲じゃなかったから過敏になってしまっているだけ?