もこもも

ジャズ・シンガーのもこもものレビュー・感想・評価

ジャズ・シンガー(1927年製作の映画)
3.4
父と決別してジャズシンガーとなった男の葛藤を描いたトーキー第一発目の歴史的な作品

映画に声が乗った初めての作品
映画界において歴史的な作品やし、
『雨に唄えば』や『バビロン』で
名前が挙がって気になってたし、
『アーティスト』を観たのもあり鑑賞
いざ観てみると基本サイレントで
歌唱パートだけトーキーなのは予想外
一発目やからまだ部分的やってんね

"過去を向いて生きる人々には
月日は知らぬ間に過ぎていく"

歴史的な作品というのは置いといて
内容としてはちょっとイマイチやったな
主人公は良い人で好感を持てたけど、
偏屈で頑固で自分勝手な父が好きじゃない
理解しようとせず勝手に突き放して、
自分の息子なんかいないって言ってたのに、
久しぶりの再会でも突き放すだけやったのに
自分の容体が悪くなると来て欲しいってのは
全然感情移入できひんし納得いかへんかった

ジャックが両親を想う気持ちは素敵やけど
父の代わりに歌って欲しいって言う家族も
舞台に立てって言う人もみんな
ジャックの気持ちは考えていなくて
ジャックのことが可哀想に思う
父の代わりに歌うジャックの歌声が素敵
ジャックが無事夢を叶えれて良かった

「待ってくれ、楽しみはここからだ」
もこもも

もこもも