排路

ジャズ・シンガーの排路のレビュー・感想・評価

ジャズ・シンガー(1927年製作の映画)
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お母さんが楽屋に来て説得したり、女優とプロデューサーみたいな人が実家に行って説得したり、主人公のジェイキー=ジャックの感情にしか焦点が合わ、葛藤の舞台が作られるわけだけど、以降のハリウッドの古典の物語手法にはないと思った。その焦点の徹底的な単一化は、顔を黒く塗った主人公の感動的な歌唱シーンにも当てはまって、観客の視線の中にも複雑で多様な涙があることになる。
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