akubi

春にして君を想う/ミッシング・エンジェルのakubiのレビュー・感想・評価

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よそよそしさと拒絶。都会はこんなにも騒がしいのに、ひとびとは沈黙に浸食されてゆくよう。
「誰もが思うようには生きられない」
死臭の漂うダンスホールからぬけだして。ふたりの帰郷は見棄てられた場所へとつづく。怒れる喪失感は天使をも拒み、独りぼっちの郷愁は深い霧のなかに吸いこまれていった。
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