このレビューはネタバレを含みます
大人ジェイソン登場。
まだ袋をかぶっただけのジェイソンである。
しかもどんくさい。
ラストでは素顔までさらしてしまっている
ジェイソンに対等に闘おうとする姿勢は前進している。
ゲームの最後に登場する母の祭壇も登場する。
前作に比べるとテンポが遅く中だるみするが、傑作映画へのオマージュが多い。
分かりやすい例として、冒頭のシャワーシーンおよび主人公がすぐに殺されるという内容は『サイコ』へのオマージュというのは多くの観客が気づくだろう。
ただし、シャワー中でないときに殺されるなど、観客を裏切る演出は怠っていない。
また肌をさらすこと(それを予期/関連させる行為も含む)=殺されるというテーマを貫いている。
作品の完成度はなんともいえないが、映画をよく熟知している演出だということはわかる作品である。