続がついてるけどほとんど前作とおんなじ話

だけども前作で良かった点がブラッシュアップされててこっちの方が面白かった

前作では軽く触れるだけだった満州うんぬんのはなしが今作ではガッツリ本筋に入って来るし
前作でかなり良かった鶴田浩二と若山富三郎の絡みがよりエモくなってました
クライマックスのチャンバラも若山富三郎が参戦してヤバい刀捌きを見せてくれます

まぁそのおかげで主役のハズの梅宮辰夫が霞んじゃうのがアレだけども

とりあえず良作だったので観ましょう

東映チャンネル
2015.10
2016/07

満州開発のために人足を必要とする国家＝帝国陸軍からの指名業者になるためのいいやくざと悪いやくざが争うオーソドックスな任侠映画。
お国のためという大義名分でやくざが台頭してきた前作とはちがって、こんどは、とにかく普通。
ただし、特別出演鶴田浩二がこちらは様になっている。中途半端な出演なのにVIP待遇がよくないのであって、これみたいに、がっつり出演してむしろ主役みたいになってるなら話は別。本当の主演梅宮辰夫が割食った分、鶴田浩二が楽しめるので悪くはない。
一宿一飯の恩義のシステム採用すると、数年の時間経過がつきものなのかな？
柄と鞘が逆になっている仕込み匕首は初めて見た。
敵対したままクライマックスで、兄弟のピンチでとっさに寝返る若山富三郎が最高だった。そこだけ、初期タランティーノが好んだ。みんなで銃口向け合うシーンのように決まってる。
討ち入りは夜明けに船というシチュエーションが珍しいかつ決まっている。
討ち入り後に、誰も罰を受けないハッピーエンドもなにげに珍しかった。