RIO

柳と風のRIOのレビュー・感想・評価

柳と風(1999年製作の映画)
5.0
子供から見た世界 歯がゆい感じで
アッバス・キアロスタミの脚本
過酷な展開にハラハラする

ラストの7時前の夕暮れのロングショット
1枚のガラスに吹き付ける冷たい雨が美しい

教室の窓ガラスを割ってしまったクーチェキブールが
先生に「今日中に直せ」と怒られる
父親からお金をもらえなくて困っている
転校してきたアルダカーニが窓ガラス代を貸してくれることに

とにかく今日中に窓ガラスを入れなければ
明日から学校に行けなくなる!という思いで
風が強く雨が降りしきる中でも
クーチェキブールは大きな一枚のガラスを持って
学校を目指す

小さいのにこんな人生のままならなさを
味わうことないのになと
ガラスも重そうで、かわいそうだった
ちょっとした交渉ということを
思いつかないもんだな…
自分が小さい時も猛烈に不器用だったかも

それにしてもイランの子供は可愛いです!
イランの広がる大地も素晴らしい
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