このレビューはネタバレを含みます
未完成のまま、ハサミの手の状態で、1人になってしまったエドワード。
初めは、その特徴を活かした行動で町の人たちに受け入れられていくが、徐々に突き放されていってしまう。
純粋さと秩序って同時には成立しないんですね。
秩序自体が互いを牽制するためのものだから当たり前なんだけど、純粋な人ほど秩序の中で生きるのは辛いんだろうなと思いますね……。
あと、ラストにジムが死ぬのはかなり衝撃だったな……。
キムがエドワードの手を凶器としてジムの首に当てたのも驚きではあったけど……。
何というか、普通の人がナイフで刺すとか突き落とすとかよりもエグさを感じたな。
エドワードが純粋な存在で、普段は人を傷つけはいために配慮した行動をしているのに、その手で攻撃する時の明確な敵意とか殺意が怖いのかな……?