日継

シザーハンズの日継のレビュー・感想・評価

シザーハンズ(1990年製作の映画)
4.9
よかった。
オタク・ムービー
対立する色、60年代(アトミックカラー!)は、そのままティムバートン自身の記憶の表出 であり、それが映画の中で回想として語られることの見事さ!
色のない世界でも色の世界でもない、クリスマスの夜から現れる透明なもの、(氷)、こころ、本質、そこで2人はずっとつながっている ということ、

ことばを喋らない、木を切る、髪を切る、それらを行うその手はハサミである、触ることのできない他者、触ろうとすれば傷つけてしまうこと、だからそこに肉体の接触はいらない。こころ。セックスの拒否。固く黒い服。

純粋であること。プリミティブなもの。万物の根源 水が氷となったとき、それはかたちとして触れられる。しかしハサミの手では触れることはできない。氷は雪となり循環してゆく。

なんとも青くさいというか恥ずかしい、切ない。
嫌いじゃない。。じゃない 好き
フランケンシュタイン。ユニバーサル映画、(ドイツ表現主義)、フィルムノワールの階段、美女と野獣。
そうだ!これは俺自身だ!と語るためには、いつだっておとぎ話が必要なんだ
日継

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