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朱霊たち
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『朱霊たち』に投稿された感想・評価

フランスで活動する前衛舞踏家・岩名雅記(1945年生)が4年かけて完成させた舞踏劇映画。「死と生、聖と俗に彩られた少年版・不思議の国のアリス」(諸星大二郎のコメント)。モノクロ。

1952年・東京。空から撒かれたビラを追って落下した少年は、特攻帰りの男ヒノマルに保護され不思議な館に運ばれる。そこには陽射しに当たることの出来ない難病の人々が幽閉されていた。生まれつき手が不自由で見世物として口で文字を書く“ヒズメ”、心中未遂で心身に傷を持つ女ネアン、聾唖で歩くことも出来ない年齢不詳の女マリア。彼らは死を願い政府による「ガス放出」の日を待っていた。。。

雑誌『トーキング・ヘッズ叢書』のバックナンバーを眺めていて見つけた一本。

冒頭に寺山修司の短歌「無名にて 死なば星らにまぎれんか 輝く空の生贄として」が表示される。これに抱いた先入観どおりに“天井桟敷”風なアナクロ世界が展開する。個人的には大好物なのでなかなか楽しめた。

諸星大二郎の上記コメントが芯を捉えていて、アヴァンギャルドではあるのだがシナリオは難解すぎず意外に通俗的。エロス描写が過激な点も含め、丸尾末広の初期漫画を連想した。

古城や岩場の海岸など良いロケーションを巧く切り取っていて映像も割と好み。調べたら全編フランスロケとのこと。戦後日本の小道具調達は苦労したと思うが、良ロケーションが功を奏して映画に力を与えていた。

出演者の多くが舞踏家なので、無駄な贅肉がなく戦後の雰囲気にマッチしていた。ひとつ、ヒノマル役とマリア役はフランス人で台詞を仏語で話しているのは大胆な演出だった。幻想映画なので有り、というかその大胆さには好感が持てた。

“舞踏劇映画”と謳っている割に舞踏シーンは少ない。しかし舞踏家たちの身の動きには特別な存在感があり、全裸を全く厭わないアングラなオーラを発していた。中でもヒノマル役の個性的な面構えは印象深く「帝都物語」(1988)での嶋田久作を連想した。

舞踏家の出演映画として、大野一雄が主演した「O氏の肖像」(1969)を思い出した。同作は舞踏劇映画と呼ぶにふさわしく物語性を排した前衛パフォーマンスで構成されていた。反面、抽象的すぎるため観るものを選ぶ作風。

本作は1970年前後の大野や土方巽の暗黒舞踏、寺山修司ら天井桟敷のアナクロな世界観を受け継ぎつつ、わかりやすいドラマ性を持つエンターテイメントとして作られていた。この種の映画は近年では希少であり、自分のような好事家ならば楽しめる一本だと思う。
3.0
モノクロ、成人指定、英語字幕、
フランス人と日本人、
あたかも昔の映画のよう。
大野一雄の動く姿がいい。