KOTAYOSHIDA

呪怨 白い老女のKOTAYOSHIDAのネタバレレビュー・内容・結末

呪怨 白い老女(2009年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

流石三宅隆太脚本なので話に筋は通っているものの、演出力の弱さからせっかくのジャンプスケアが上手く機能していなかった印象。特に音楽の使い方、余りにも定型的というか一辺倒というか、あえての狙いだったのかもしれないが、あからさまなザッツ日本のホラー的音楽でノレなかった。

また本作の主役といってもいいバスケットボールババアの造詣の雑さ、そしてルック含めたデザイン力不足が所謂ホラー作品然とした薄気味悪さの弱にも繋がっていた印象。

ただムロツヨシ演じる変態おじさんの所在無さげな気持ち悪さや、彼が狂気に走った際の殺しのバリエーションには流石に笑った。わざわざ狂気を持ち換えて、撲殺、刺殺、焼殺、首切り、更には自身で首吊りまで行ってしまうあの一連のシークエンス、地味ながらよく分からない拘りを感じた。
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