フルメタル・ジャケットのもとはるのレビュー・感想・評価

前半はひたすら上官にしごかれ続ける。お前らはマシーンじゃない殺戮兵器だと。後半は戦場の過酷さ。

主人公のジョーカーだけが殺戮兵器にならず？洗脳されず人間っぽさを忘れずにいた。

それは戦場では必要ないものかもしれない。だけどそれが人間の美しさ、であり儚さ。

ジョーカーの心の葛藤の表現、何よりカメラワークが素晴らしい。

スタンリー・キューブリックが見事に描いたベトナム戦争の血みどろな部分。豪華俳優陣が新兵を演じ、画面越しに突き刺さるものがある。