フルメタル・ジャケットの作品情報・感想・評価・動画配信

フルメタル・ジャケット1987年製作の映画)

Full Metal Jacket

上映日:1988年03月19日

製作国:

上映時間:117分

ジャンル:

3.8

あらすじ

『フルメタル・ジャケット』に投稿された感想・評価

2022 64本目

アメリカ側から見たベトナム戦争。ただ、アメリカを美化している映画では無くて、戦争そのものを批判している反戦映画のように感じた。前半の訓練がかなりコメディカルに描かれていたから、後半の戦争のシーンが余計辛かった。ラストの見えざる狙撃手との銃撃戦は緊張感凄くて見入ってしまった…カメラワークがすごく良かった。次々と狙撃手に殺される兵士、倒れた兵士を助けようとして、自分も撃たれて殺された兵士。そして、狙撃手の正体は北ベトナムの幼い少女。沢山戦場で亡くなっていくアメリカ兵やベトナム兵を見て、どちらが正しいとかではなくて、戦争そのものは間違っていると思った。色々考えさせられるし、ラストの銃撃戦だけでも見る価値あると思うのでぜひ。ハートマン軍曹、愛があって好き。
じわじわ戦争とかその空気に支配されていく感じがしんどいなあ、キューブリックは反戦意識を持って作ってるのか否かわからないけど受取手としてはすごく感じた
戦争ものはあまり好きじゃないし、ベトナム物の「古典」もあまり見てない。というわけで、これも初見。前半はひたすらつらい。こんなのみてどうするの?という感じだが、最後まで我慢して良作と理解するという映画。
プププ

プププの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

前半パートと最後のミッキーが最高

トイレがシンメトリーだなと思ってたらやっぱり…

地獄の黙示録、プライベートライアンと比べたら規模は小さいけど、違う面白さがあったー。
ヤス

ヤスの感想・評価

4.0
ジョーカー:皮肉屋の開閉隊員
ハートマン軍曹:品のないスラング、体罰ありの厳しい教官
レナード:生活能力が著しく低いデブ
カウボーイ:ジョーカーと同期であり気の合う友人

ミッキーマウスマーチが印象に残ります
axxi

axxiの感想・評価

4.2
海兵隊/ブートキャンプ/鬼教官/ベトナム戦争/二面性
ケイシー(CHUCK)/アダム・ボールドウィン
監督が好きなので苦手な戦争作品に。
2作編成の短編を繋げたような雰囲気で見てた。
戦争映画は苦手。戦争作品特有の苦手な要素は限りなく薄く、辛さや嫌悪感はあれど最後まで観れた。

「苦手だよこのジャンル!見たくないよ!…面白い」キューブリック監督の作品でいつもこれをやってる👀
カメラワークが綺麗で見やすい。


優しさがあるシーンが自然に映され視聴者でも気づいてない人いるんじゃないかな。
だからと言って極限状態の訓練中に当事者がわかるわけがなく。
yskk1406

yskk1406の感想・評価

4.2
初投稿

キューブリック作品はいくつか見ていて、セリフの言い回しが相変わらず最高だと思います.

前後半共に、戦争に参加する兵士たちの狂気と良心が見てとれた.ヘリのおっさんや新米くんはおかしくなってたけど、マザーやジョーカーは本質的に大切なところを失っていないんだな~と感じました.

私の学が著しく不足しており、ベトナム戦争が具体的にどんなものなのかあまり分かっていない為、映画を通してキューブリックが何を伝えたかったのかはうまく読み取れませんでした.ちょっくら勉強してきます.
Hina

Hinaの感想・評価

4.5
これは反戦映画ではない。

キューブリックは映画を「美しく使う」ことはあまりしない人で、愛だの正義だのをあまり芸術に持ち込まない。

Wiki曰く「戦争そのものを映画にする」という企画意図があったらしいけれど、表現の仕方にキューブリックの癖が出過ぎて、戦争を越えた何かになっている😇

彼の場合「〜そのものを映画にしよう!」と言っても、きっとそのものにならないんだと思うʬʬʬ
どうしても彼のセンスが邪魔する、いい意味で:D

横にスクロールする映像を撮るカメラ部隊をさらに後ろから横スクロールで撮る。

死体に言葉をかける仲間達を死体からの目線で撮る。

ドキュメントのようなインタビューを途中に挟む。

シーンと不釣り合いな曲チョイス。

あげればキリがない独特なバランスのシーンが錯列しているのに、終わってみると整列していたような気にさせられる。w

観た感想としては、この映画は多分、あまり内面的な事に触れるべきではないのだと思う。

PTSDや、娼婦、「女子供をよく殺せるな」と言っていたはずのジョーカーが少女にとどめを刺すハメになる。などなど、なるほど確かに戦争の闇を凝縮した映画ではあるし、評論家が人の深く渦巻く内面に触れたくなるような描写や仕掛けが沢山ある。
でも、それは言わば全部罠なのでは?(それこそブービートラップ?🤣)と思った。思いたいw
それらを引っくるめたところで、戦争に叩き込まれた兵士達本人が、そんな自分達の心の動きを考えている暇などないわけだから、やはり私達もそれを考えてはいけない。

あくまで、ジョーカー始め、兵士達の目線に立って、

「死んだ奴は死んだし、俺はまだ生きてるからラッキーだ。😎」

的な、超至近距離の未来だけ見るような視点で受け取る事が、キューブリックの思惑により近づく術だと思った。

けれど、言及したい点はやはり尽きず、

頭(知性)にはBORN TO KILLの文字、胸(理性)にはピースマークという人間の二面性。
それをユングと言い放つ、ふざけているが正鵠を射る台詞。

敵を鼠と呼んでいた兵士たちがミッキーマウスのテーマを歌い上げるというシャレ。(ミッキーはアメリカのヒーローだがそれに気づいていないのか、それとも敢えてそれを敵に歌う皮肉か?)

など、キューブリックの「天才的悪ノリ」に私のような凡人は振り回されちゃうが、多分それらにも深い意味はないのでしょう🤷‍♀️
Alice

Aliceの感想・評価

3.8
さすがはキューブリック………

ここまで戦争というものをダサく、苦しく、皮肉たっぷりに描いた映画を観たことはなかった。

悪夢に告ぐ悪夢………トリックや軽妙さやポップさのない、ただただ重苦しく陰湿な、かつ過激描写の控えたアイロニカルさ満点の、この映画は、もはや世界大戦が過去のものとして扱うことのできなくなった、この2020年代に清々しく響いてきた。
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