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フルメタル・ジャケットの42carのレビュー・感想・評価

フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)
3.8
ベトナム戦争時、海兵隊の訓練生としてシゴかれる訓練を描く前半とその彼らのベトナムでの行動を描く後半とに分かれた構成。

始めの教官に罵られ続けるシーン、キューブリック自身が字幕翻訳のチェックしたためらしいですが、字幕があまりに直訳すぎて、普通に生活してたら聞かないような罵り言葉だったため、不覚にも笑っちゃいました。もしあの場に自分がいたらほほえみデブことレナードと同じように、ほほえみシリーズの仲間入りする所だったと思うと恐ろしいですね。
「まるでそびえ立つクソだ!」

凄い記憶に残ったのが音楽で、終盤の狙撃兵との場面で使われていたブランコが揺れる時に生じる不協和音のようなBGMが怖すぎました。今にも足を引っ張られるようんじゃないかとビクビクでした、、。

ベトナム戦争の話ですが、今こうしている間にも同じような理由で同じような事が起きてると思うと遣る瀬無くなります。個人的には『プラトーン』の方が戦場の緊張感、凄惨さをひしひしと感じましたが、訓練の模様が知れたのは面白かったです。
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