こさむ

見知らぬ乗客のこさむのネタバレレビュー・内容・結末

見知らぬ乗客(1951年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

テニス選手であるガイがある列車で出会った、ブルーノという男。
「自分らにとって邪魔な相手を、互いに殺し合わないか」という冗談のような話を持ちかけられる。
まともに取り合わず列車を降りたガイだが、ブルーノは勘違いしてすっかりやる気になる。
後日、ガイの元にブルーノが訪ねてきて、自分を脅迫していた妻の眼鏡を見せてくる。
全てを察したガイ。警察に駆け込もうとしたが、ブルーノはそれを許さなかった。

ブルーノみたいに相手の話聞かずにとんでもない実行する人いるわ…と思いながら鑑賞。
でも妻が死んだことで、ガイは恋愛面では確かに自由になったのでなんとも言えない。

約束(?)を反故にされたので、ライターを犯行現場に置いてガイに罪を被せたいブルーノ。
一方でブルーノを阻止したいガイ。
お堅いサスペンスというわけではなく、時たまユーモラスなシーンがあるので観ていて飽きなかった。

高速で回るメリーゴーランドでの攻防という山場も盛り込んできて、娯楽映画かくあるべきという内容。

白黒映画への苦手意識が薄れるほど面白いサスペンスだった。
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