このレビューはネタバレを含みます
正直言って、最初からロケーションを楽しみにしていたので、内容にはほとんど期待してなかったんだけど…
アマルフィ出てくるの後半からやないかい!
しかもたいして絶景感出せてないやないかい!
そして冬(笑)
いやいや、仮にもアマルフィってタイトルなんだから、もう少し魅力的な画をたくさん撮ってくれよ~。
んでもって、冬じゃなくて夏のアマルフィにしてくれよ~。
閑散として寂しい雰囲気のアマルフィ見てもなんだか虚しいわ。
結果的に海外ロケの効力があまり発揮されてない感が否めない。
ロケーションに期待してた分かなり残念だったなぁ。
で、内容的(登場人物)にも残念な部分は多い。
まずは、どこか安っぽいハードボイルド感を漂わす主人公。
これは踊るや世界陸上の織田裕二のイメージが定着してしまってるから、ある意味しょうがない(笑)
天海祐希演じるシングルマザーについては、ヒステリックさが鼻につく上に、どうも画的にしっくり来ない。
バルコニーでの喫煙シーンも不要。
そして佐藤浩市。
あれ?織田裕二と佐藤浩市?ホワイトアウトの再現?
なんて思ってたら本当にそういう役どころでおったまげー!である。
んでもって、非常に物分りの良い&人の良いテロリストさんで、説得されて簡単に話がついてしまったので、思わずズッコケたっていう(笑)
そもそもテロの動機っちゅうか経緯が
、相棒シリーズのスペシャルでよくありそうなやつ(笑)
内戦で情勢不安定な小国とか、日本政府の資金援助とか、それに伴う邦人死亡の事実隠蔽とか。
完全にあるあるだ(笑)
ってな訳で総括すると…
ロケーション活かしきれず、キャスティング微妙で、脚本凡庸で、サラ・ブライトマン無駄遣いで、タイムトゥセイグッバイしつこい。
そんな映画ですな。
余談だけど、同じフジテレビ系イタリアロケ映画なら、「冷静と情熱のあいだ」の方がよっぽどイタリア感あって好きです。