埼玉県深谷市で定職に就かずヒップホップで成功を夢見る若者達。主人公に至ってはニート状態。彼らは少しずつ現実をつきつけられる。
虚勢を張り肩を怒らせ歩く姿と現実の前に無力な姿とのギャップがいい。埼玉北部が舞台ってのがまた合ってる。
全編を通して笑える会話が盛りだくさん。実家の農家を手伝う後輩。「最近ブロがいいっす」「ブロウ(兄弟)か?」「ブロッコリーす」(ブロッコリーはねぎほどじゃないけど深谷の名産)
最後のヒップホップ調で言い争いするシーンこそ彼らが求める本当のかっこよさであると思う。
埼玉県民必見。