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白い刻印 アフリクションのslowのレビュー・感想・評価

白い刻印 アフリクション(1998年製作の映画)
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歯は痛んでも、どの歯が元凶であるかまでは不確かで、それを気のせいだと自分に言い聞かせるのは後回しにしたいという気の重さであり、臭いものにする蓋である。全てはわかっていて、決まっていて、いつか、いよいよ何も手に付かない程の痛みが押し寄せてくるのだとしたら。もう、わかりきった答えでも、結果でも、神経をすり減らして受け止めねばならない。しかしながら、抜けば終わりとはいかず、その根はそれ以上を蝕み、腐らせ、ただ手遅れとなるのだろう。
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