陰陽師として活躍する安倍晴明が、都の裏で暗躍する道尊と対峙して、都を守る物語。
物語としては、勧善懲悪もので観やすいし、僕みたいな歴史に詳しくない人でも楽しめるといった内容になっていた。
主人公の野村萬斎もハマり役だし、初々しい伊藤英明も、悪役の真田広之のキャスト陣も全員適役であった。
そして、いかにも平成初期だなーって思う映像効果、アクションであった。ただ、そこには平成初期ならではの良さが詰まっていた。
平成初期はこんな感じだったよなーってツッコミながら見る楽しさもあった。
1番面白かったのは、圧倒的呪術を使える悪役、道尊に対して、弓を持ってるのに、けっこう遠くから走って刀で斬りかかる博雅のシーン。
「まず、弓だろ」と素直に思ってしまった。