Jimmy

春なき二万年のJimmyのレビュー・感想・評価

春なき二万年(1933年製作の映画)
2.5
サスペンス映画BOXに収録されていたから観てみたが、サスペンス映画ではなく囚人ドラマだった。
なので、ハラハラ感は希薄だが、スペンサー・トレイシーとベティ・デイヴィスのやりとりに少しホロリ感がある。

ワル軍団のボス的存在だったトミー・コナーズ(スペンサー・トレイシー)がシンシン刑務所に収監される。彼は「自分は特別な存在だ」と思っているが、刑務所では特別扱いはしてくれない。
刑務所に面会に来た恋人(ベティ・デイヴィス)はキスする。刑務所の面会で男女がキスできるのはアメリカならではの感。

その後、脱走計画を立てる囚人たち、「土曜日は縁起が悪い」と脱走しないコナーズ。
恋人女性が死にかけているので、刑務所長はコナーズを「信用制度」で仮釈放させるが、恋人を殺そうとしているフィンなる男と取っ組み合いになるコナーズ。フィンを射殺する女性……といったドラマが描かれる。

コナーズと恋人の恋愛だけでなく、刑務所長がコナーズを信頼するようになったこともあって、この刑務所長は後年ノンフィクション本を出版し、本作はその原作を映画化したものとなる。

まぁ、酷い映画でもないが、とりわけオススメできるような映画でもなく…。
Jimmy

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