南森まち

真実の行方の南森まちのレビュー・感想・評価

真実の行方(1996年製作の映画)
3.9
大司教殺害現場から血まみれで逃げ出した青年が容疑者となった。主人公は彼の弁護を引受けるのだが、事件を調べる内に意外な事実が浮かび上がってくる…というお話。

元検事の野心家の弁護士、敵対する検事は検事時代の恋人、精神不安定な容疑者、有能な調査員…と設定が色々な作品にパク…オマージュされすぎて、やや古くさい感じすらしてしまう。

しかし、テーマは普遍的で、法廷戦術と弁護士のあり方、精神疾患の扱い、ほろ苦いラブロマンス等どこを切り取っても面白い。
法廷サスペンスの傑作です!

リチャード・ギア演じる弁護士はいけ好かないけれど、やっぱりカッコいい。