このレビューはネタバレを含みます
今までいたはずの人物が忽然と姿を消し、存在すらなかったようにされる…という30年代ヒッチコックの傑作『バルカン超特急』のような古典的な手法でありながらもハズレにくいプロット。
ひとーつ間違えて変なエッセンスを加えると『フォーガットン』のようなとんでも映画になってしまうんだけど…
今作は65年代の作品。
様々なサスペンスが横行していた時代ですな。
オチありきのこの作品、バッドエンドでもなくグッドエンドというよりは大団円で終わってしまう少しもったいない終わり方だったけど、家族や病気という事柄を踏まえると何も抵抗できないという選択肢になってしまうのか。
面白かったけど、もっとググッとくるのかと思ってたが、色んな意味で予想の斜め上でした。