Fisherman

疑惑の影のFishermanのレビュー・感想・評価

疑惑の影(1942年製作の映画)
3.6
顔は笑顔でも目が笑っていない叔父のチャーリー、モノクロの陰影のある真顔がアップになる、忍び寄る怖さがある。

平凡であることに不満を持つ箱入り娘の元へ大好きな叔父チャーリーがやってくる。しかし、指輪に書かれたイニシャルの不自然さ、ワルツの曲や新聞記事を異常に気にする叔父に疑念を抱く、さらに刑事が家族の周りに、、、疑念が増していく。

結局、事件は解決と言うけれど、共犯かどうかも明確には分からず終いだけど、サスペンスフルな人間ドラマだった。

「打撃王」では全く記憶に残らなかったテレサ・ライトが今回は田舎の純粋な娘役で好演。

「人間?、どうかな、肥えて息を切らしている豚だよ」

ヒッチコック監督作18作目。
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