LEONkei

ブラック・ムーンのLEONkeiのレビュー・感想・評価

ブラック・ムーン(1975年製作の映画)
3.5
例え飢え死にしてもいいから自分は黒光りしチョロチョロしたコオロギだけは絶対に食べない。

何でもない人にはなんて事はないだろうが、昆虫嫌いの自分にとっては辛く目を背けたくなる耐えられない前半のあるワンシーン。

それを払拭するとまでは行かないが主人公の〝キャスリン・ハリソン〟が若き〝マリア・シャラポワ〟を野暮ったくし純粋さを加えた姿に救われた。

不思議な空間に迷い込んだ娘は何を探し何を求めているのか、それが分からない暗中模索の闇は少女から女になる証。

Lilyが全力で必死に走るシーンが何度か有るが正に勇往邁進、困難にひるまず勇敢に前へ進めば極上の癒しを得ることができるだろう。

大人になって世の中を見渡せば理解し難く理不尽で納得いかないことが多々あるが、そんな不思議な世界に踏み込んだ行為そのものが成長しているとも言える。

何万年間と人類が日常的に食べなかったのには理由が有り、世の中が変わってもコオロギを自分は食べない。

もっとミルクを飲みなさいミルクを..★,
LEONkei

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