LEONkeiさんの映画レビュー・感想・評価

LEONkei

LEONkei

ディメンシャ13(1963年製作の映画)

2.5

誰しも忘れたい過去の記憶に悩まされ苦しむならば、その記憶だけは消し去りたい気持ちは有るだろう。

しかし人間はそう都合よくできておらず、それがトラウマになったり負の記憶だけが脳裏に焼き付き離れない事も
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記憶屋 あなたを忘れない(2020年製作の映画)

2.0

誰しも忘れたくない大切な思い出や幸せな時の記憶を持っていたならば、その記憶は永遠に残しておきたいと思うだろう。

しかし人間はそう都合良くできておらず、時間や新たな出来事によって大切な記憶が消え去って
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緋色の街/スカーレット・ストリート(1945年製作の映画)

3.5

損者三友、負のトライアングルは三者の人生を狂わす。

年甲斐も無く自分の子供かと思うほど年が離れている娘に恋をし、我を忘れ惚れ込んでしまう初老の男の末路は悲劇でしかない。

しかしこの男の気持ちが分か
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豚と軍艦(1961年製作の映画)

3.5

中学生の頃だったか映画の舞台にもなっている横須賀〝どぶ板通り〟へ友人とスカジャンを買いに行ったが、まだ夕方なのに何かこう子供ながらに来てはならない場所に踏み入れてしまった雰囲気があった。


長門裕之
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

2.5

男は年百年中ジェントルメンでなくてはならない、古い人間だと思われるだろうが特に淑女の前では尚更だ。


〝ガイ・リッチー〟が『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』や『スナッチ』では若者目
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モーター・サイコ(1965年製作の映画)

1.0

ちょっとこれは観るべき描写も考える余地も自分には与えられる間もない程につまらない…、そして巨乳にも見飽きた。

主人公の獣医が乗る〈トヨタ・ランドクルーザー〉が砂漠のゴツゴツした道を駆け走るが、TOY
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欲情/マッド・ハニー(1965年製作の映画)

4.0

一人の悪が全ての者に災いを導く事がある。〜プブリリウス・シルス〜


静かなる群衆は憎しみの対象〝誰か〟を生け贄にし、被害者が加害者に加害者が被害者に転移する。

不条理で人間の醜い憎悪の塊が泥臭く神
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肉体の罠(1964年製作の映画)

2.0

人間は背徳感に苛まれる事で快感を得てしまう弱い生き物、それは欲望の最果てまで逃れられない戒めと成る。


冒頭から九分九厘中途半端な昼メロポルノの様で耐えられなかったが、そこは〝ラス・メイヤー〟最後の
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ファスタープッシーキャット キル!キル!(1965年製作の映画)

3.5

欲望を解放し涎を垂らす獣のように獲物を仕留める為だけに生きる三人のプッシーキャットは、アクセルをベタ踏みし本能のままに枯れたコンクリートを転がし地獄の道へ疾走する。


従軍カメラマンとしてリアルな戦
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月のキャット・ウーマン(1953年製作の映画)

1.5

月は兎ではなく牝猫がいたとは…。

そして男は既に絶滅し女だけしか存在しないキャットウーマンが支配する月から見れば、地球人はお互いを殺し合い欲望と誘惑に翻弄される下等動物でしかない。

確かに現実世界
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

4.0

柘榴色のサングリアは脈々と流れる体内の血液をドス黒く染めながら、狂気の絶叫で不条理な化学反応を起こすカタストロフィー。

血脈の奥底からからドクンッドクンッと地響きの様に静かに刻む時限爆弾は、張り裂け
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浮草(1959年製作の映画)

3.3

若尾文子(加代)が電報を出すシーンが印象的、鉛筆をペロッと舐め用紙にか書き綴る電報文。

清『〈ソコマデキテクタサイ〉?』
加代『〈ソコマデキテクダサイ〉や』
清『宛名は?』
加代『あんたや』

と言
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デリート・ヒストリー(2020年製作の映画)

1.5

ネットに上がったものは一生消去する事は出来ないが、消去出来ないのはネット上のものではなく人生そのもの。

現代社会はGAFAを始めAIやネットによって生活が成り立ち支配されていると言っても過言ではない
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女の都(1980年製作の映画)

4.0

人間は生物学的以外に於いて男と女に違いは全く無い。

何方が上で何方が下でもなく何方が優れているか劣っているかでもない、本質的には男女平等と言う概念こそ性別を精神的に分類化するには無意味なこと。

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誰よりも金を愛す(1961年製作の映画)

3.0

何をしなくとも其の存在が既にコメディ、三木のり平。

誰よりも自由を愛し、誰よりも君を愛し、そして誰よりも金を愛す。

会津磐梯山〝小原庄助〟の末裔〝18代目小原庄助(三木のり平)〟が、朝寝・朝酒・朝
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世界の涯ての鼓動(2017年製作の映画)

2.2

らしくないと言ったららしくないが、らしいと言ったららしいのかもしれないヴィム・ヴェンダース。

地球の表面は約70%が水で人間のカラダも約70%が水で出来ているが、地球も人間もまだまだ解らないことだら
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(1963年製作の映画)

3.3

『私なんか何にも出来ない女だけど命を生む〈産む〉ことができるっ』と、其れまで慎ましかった乙羽信子が気丈に吐き出した言葉にハッと息を呑む。

小さな印刷工場のツンっとしたインクの油臭い匂いと染み付いた黒
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出発(1967年製作の映画)

3.7

出来ると思った事しかやらないのか、或いは出来ないかもしれないがやってみるか。

例え叶わなくても本当にやってみたいと思うなら、やってみる事が尊いと言うことなんだと。

『出発』を〈しゅっぱつ〉と読むの
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

2.0

壮大なスペースオペラもこれで完結かと感慨深く思う間も無く2023年に次回作、完結したのは過去の遺産との決別で新たなスター・ウォーズの夜明け。

良く出来たストーリーとも思えず無理に繋がりを持たせている
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夜の来訪者(2015年製作の映画)

3.0

イングランドの劇作家〝J・B・プリーストリー〟の代表作『夜の来訪者(An Inspector Calls, 1945年)』を映画化した情緒的なミステリー。

其れはほんの些細な行為だったかもしれない、
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男の子の名前はみんなパトリックっていうの(1959年製作の映画)

3.3

女の子を喜ばせる為には巧みな言葉で魅了するのも1つの方法だが、実際はその言葉以上に惹きつける何かが有ってこそ。

その言葉で女の子の気持ちが揺れかけたとしても、最後の詰めが甘いと全て台無しに。

大学
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ヘッドハンター(2012年製作の映画)

2.2

金も家も地位も美しい妻も愛人も欲しい物は全て手に入れた男がたった1つ欠けていたものが有った…、それは低身長によるコンプレックス。

と言う何となく〝スティーヴ・ブシェミ〟を若くし毒気を取って灰汁を薄め
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昨日・今日・明日(1963年製作の映画)

3.5

ナポリのアデリーナは情熱に満ち溢れる強き母、人々に支えられ貧しくとも漲るナポリの住人らに愛される破天荒な聖母。

ミラノのアンナは裕福で贅沢三昧な高慢ちき、人々を惑わし振り回し我が道を行く小悪魔。
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ローズ・イン・タイドランド(2005年製作の映画)

1.5

見えない何かに拒絶されたかの様に全く物語に入っていけず、カラダは柔軟し終始睡魔に襲われ続け観た先から記憶が消えて行く…。

こんな時も有ります..★,

ミステリー・メン(1999年製作の映画)

2.0

世の中は謎だらけ。

人類は地球に対し真実とは別方向で動いている。

それが科学的根拠・合理性を持ってしても黙殺される事も多々有り、人類は無意味な行為を世界中右へ倣えと連鎖して行くミステリー。

正義
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テキサスの五人の仲間(1965年製作の映画)

3.8

騙す方が悪いのか、騙される方が悪いのか…。

何処までも満たされない欲望を理性で抑える事が出来たなら、世の中は味気なくつまらないものかも知れない。

損をする者がいれば得をする者がいるのが世の常だが、
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BUG/バグ(2007年製作の映画)

2.0

狂った妄想は人から人へ寄生する。

閉ざされた社会空間に居る程その妄想から生まれる幻覚は、非科学的で根拠も無く常識を逸脱した負の連鎖を撒き散らす。

正にそれは今のコロナ脳と同じ。

マイケル・シャノ
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女と男のいる舗道(1962年製作の映画)

3.7

地獄への道は善意で舗装されている。

屈託のない少女のような笑顔を見せるショートボブのナナ〝アンナ・カリーナ〟は、舗道に立ちすくすし様々な男達と出会い理想と現実を知る。

時に人は悲しみに悲しみを積み
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ガラスの鍵(1942年製作の映画)

3.3

上院議員の座を狙う敵陣ヘンリー側にポール・マドヴィック(街を牛耳る裏社会の男)が参加するが、選挙活動中にヘンリーの長男が何者かに深夜の道端で殺害される事件が起こる。

ポールはヘンリーの娘ジャネットに
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.0

何故彼等は南米奥地に来たのか、或いは来なければならなかったのか…。

その経緯がオリジナル完全版で詳細に描かれる事によって後半の緊迫感溢れる攻防と流れ込むが、人間の恐怖心への弱さと脆さを助長させる事に
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白い少女(1958年製作の映画)

3.5

列車内の少女の顔は何だか蒼白で美しく妖精の面影…。

それは届きそうで届かず近くて遠い霞の中に潜む白百合、純真無垢な未成熟な香りだけが漂う。

純粋さは美しさでも有り残酷だが、憧憬は生き甲斐..★,

マーウェン(2018年製作の映画)

2.0

それは食べてみないと美味しいのか美味しくないのか分からない。

この映画の主人公によるトラウマから来る妄想がフィギュアで再現されず、実写で再現された妄想ならシリアスな人間ドラマが強調されるも味気ない映
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サラ、いつわりの祈り(2004年製作の映画)

3.0

この物語が事実だろうが創作だろうがそんなことは関係ない、映画も小説もこの世に出た瞬間それは全て夢か幻か絵空事。

人は誰もが何かを装い何かを偽り何かを背負い生きているもので、J.T.リロイ(ローラ・ア
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2999年異性への旅(2000年製作の映画)

1.5

ぐうぃ〜ん、ぐうぃ〜んとパンツの中から奇妙な機械音がバイブレーションする…、そりゃあ動きも持続力も地球の男達は太刀打ちできない。

機械に太刀打ちできるとしたら色んな意味で暖かさ(温かさ)かな…。
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不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

3.3

〝世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし〟(在原業平:古今和歌集〜伊勢物語〜)

もし今、○○○がなかりせば…。


何かを得る為にはそれ相応の対価を支払わなければならない、2人の男は惑星
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ノスフェラトゥ(1978年製作の映画)

3.8

この世で死より恐ろしいものがある。

それは数世紀を生き続ける苦しみ、年を取れない事は悲劇でしかない。

トランシルヴァニアの城に棲みつくオルロック伯爵は、数百年生き続ける孤独な吸血鬼。

〝フリッツ
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