鉄道運転士にはなりたくない。
命に関わる物凄くシリアスなストーリーの筈なのに全く其れを感じさせない、だからと言ってコメディではなく平凡ではあるが人間味溢れる人々は淡々とやるべき事をやる。
物事に慣れることは考え方によっては恐ろしくも有るが、慣れなければ決して前へは進めない。
この慣れの微妙な距離感を映画は出しているのか真意は全く知る由もないが、中途半端に感じるのも行き先は決まっているが降りる駅は観る者に任せている。
いずれにせよ全ての鉄道運転士には避けられない衝撃的な〝アレ〟を乗り越えなければ運転は続けてはいけない。
純粋に鉄道運転士に憧れる子供や大人もいるだろうが、現実は想像以上に過酷で走る鉄の塊は明日への〈ゆり籠〉。
乗るも乗らないも行き先を決めるのは自分しかいない。
自分は鉄道運転士にはなりたくない..★,