久々鑑賞。
これ、1982年作ですよ。
どんな頭してんだ。クローネンバーグさん。
多分当時見てもエログロで、なんのとこやらだったと思うが、今見てもなんのことやらわからん。
いや、ま、最後の船からはようわからん(なので一回見てるのに全然覚えてなかった)のだが、
眼鏡屋のオヤジやっつけるとこまでは、監督が企図したかは別として、予言書のようじゃないですか。
「テレビの画面は心の目の網膜だ」
「テレビから見えるものが現実だ」
テレビよりもう一歩進んでネットにはなったけど、根本は一緒。
そして、ビデオデッキの普及にアダルトが大きな位置を占めたのと同様、ネットも人の加害欲、窃視欲、性欲に大きく刺激されて発展してる。
VRセットの原型も出てくるしね。
ネットカフェも出てきますね。
そしてそこに「哲学」やら「政治」がちらつき始めると、、、、ほら、予言通り。
現実世界のマクルーハン博士のメディア論、グローバルビレッジ、人間拡張の原理などが、オブリビオン教授の言葉として語られてます。これをもう少し勉強してから見ればもっと面白そう。
エロがキツいので、万人には勧めにくいですが、大人になったら一度は見ておいた方が良い映画かなと。