ベラルーシの少女カリーナは
居住禁止区域の隣り村、放射能汚染の危険が
ある大好きなおばあちゃんの住む家で
夏休みを過ごしていた。
カリーナの一家も以前はこの家に住んでいたが、
母親の発病・入院で家族はバラバラになった。
ある日入院先の母親から
「チェルノブイリという街には悪魔の城があって、
毒を撒き散らしている」と聞かされる。
「悪魔なんか神様がやっつけてくれるさ」と
笑ったおばあちゃんは冬に入り具合を悪くして、
ついにはカリーナまでも病に倒れてしまった。
「神様が何もしてくださらないなら、
私が悪魔に頼んで毒をまくのをやめてもらおう」
カリーナは病院を抜け出し、一人で
悪魔の城があるチェルノブイリを目指す。
日本だって同じ経験をしたので、やりきれない。