え？この主演女優は一体誰？
ふぅ…。観終わった後でも、あのシャーリーズ・セロンとはいまだに信じられない。
どこの自堕落中年オバハンなんだ。
彼女の出演作品をそれほど観たわけじゃ無いけど、これは凄いな確かに。
先日観た「ストレイドッグ」のニコール・キッドマンの演技と役作りに関して、本作のシャーリーズ・セロンを引き合いに出されてるレビュアーの方が多かったので、これは観なきゃイカンな、と。
で、個人的にはやはりシャーリーズ・セロンに軍配かな。
時にはグロくすら見えて、正直あまり直視したくなかった顔もそうだけど、かなり体重増量したらしいブヨブヨ体型もエグいし、何と言ってもあの歩き方！まさにプロ。
また、相棒役のクリスティーナ・リッチが中途半端にカワイイもんだから、より一層シャーリーズの汚れぶりが引き立ってしまうのよね。
シリアルキラーものというより、悲しい人間ドラマ。（殺人のシーンもあまり描写が無いし）
ただ欲を言えば、尺の問題もあるとは思うけど、連続殺人鬼の彼女の生い立ちと生活環境、バックボーンをもっと描いて欲しかった。
（今ひとつそこに至るまでの殺人衝動、動機、心理状態がピンと来なかったから）
実話故に特にそう思う。
