アメリカ人って、みんなアグレッシブで、にこやかで能天気でないと人生を棒に振っていると感じてる人が多い気がするのは、言い過ぎだろうか。アメリカを支配する、このノリに付いてけない人達が、取り残され孤独になっていく。ノリノリのふりをしていても、より孤独になっていく。みんなが目指すべきアメリカは、これだというのを、映画は、幻想だと語りかける。現実に目を向ける努力が必要なのだと思わずには、いられない。シャーリーズ・セロンのメイクがジョン・ボイドにそっくりなんで、「真夜中のカウボーイ」を思い出した。鏡を見て、かっこつけたり、するシーンは、孤独な女カウボーイだった。