ジョンマルコビッチ総統

海角七号/君想う、国境の南のジョンマルコビッチ総統のレビュー・感想・評価

3.2
台南の小さな漁村恒春と日本を結ぶ手紙と、若者の恋と再生の物語。

セデックバレ、KANOで知られるウェイ・ダーション監督作品で、やはり日本語、台湾語、中国語が作中登場し、文化を重んじる姿勢や言葉の使い分けにこだわりを感じる。

物語のジャンルは、青春バンド×ラブストーリーで日本のミニシアター系の夏映画の風情がある。
恒春の長閑な生活風景、交通整理、檳榔など似ていて少し違う台湾の日常風景のなかで紡がれる出会いと恋に、爽やかな余韻の残る映画。