ひかるん

(500)日のサマーのひかるんのレビュー・感想・評価

(500)日のサマー(2009年製作の映画)
4.5
大好きな作品!

映画全体を通すと、ファンタジーの恋愛というよりリアル寄りな恋愛模様なんですが、テンポ良い編集やコミカルな要素があるおかげで、生々しい暗さは感じない、爽やかな作品です。時々白黒になったり、演出も面白い。凝った演出が好きな人にはかなり刺さる作品だと思います!
主人公と友達とのやり取りや、ダメ人間さが滲み出る主人公も、なんというか、愛すべき馬鹿といった感じで好きです。まだ子役なクロエ・グレース・モレッツに慰められてるあたりが特に好き。
コメディっぽさと、リアルな恋愛模様とのバランスが本当に良くて、思えばあまり他に似た作品が浮かばないかも。雰囲気としては、『アバウト・タイム』や『イエスタデイ』等のリチャード・カーティス脚本作品と似た感じがあるんですが、あそこまではコメディ寄りじゃない程度、といった感じ。伝わらないかもしれませんが。

とにかく、時間も長くありませんし、本当に素晴らしい映画でした!
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