良くも悪くも90年代のサスペンス映画という感じ。
『ドラゴン・タトゥーの女』や『スノーマン』のような冷ややかな雰囲気ではなく、『セブン』や『羊たちの沈黙』的なじめじめした雰囲気の作品です。
雰囲気だけなら、本作よりも、前者の、最近のサスペンス映画的な冷ややかな雰囲気の方が好みです。ストーリー的にも、『セブン』等よりかなり大味な感じがします。
そうは言うものの、本作の最大の魅力は、雰囲気やストーリーではなく、何よりもモーガン・フリーマンが主演であるということ。本作を見ようと思ったそもそもの理由でもあります。
普段の脇役とは違いモーガン・フリーマンの活躍を存分に見られますし、内容も決してつまらなくはありません。
『ラストベガス』や『ジーサンズ』とも違い、完全なる単独主演作です。モーガン・フリーマンが好きなら、見て損はないはず。
