ALBAのOdyssey

(500)日のサマーのALBAのOdysseyのレビュー・感想・評価

(500)日のサマー(2009年製作の映画)
3.6
~“運命の恋”に囚われた男の500日、愛と現実を描くロマンティックコメディ~
笑いと切なさが交差する恋愛の物語に共感する。

マーク・ウェブ監督の「(500)日のサマー」は、恋に落ちたトム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット、「インセプション」「ルーパー」)とサマー(ズーイー・デシャネル、「ニューガール」)の500日間を、非線形的な構成で描いたラブストーリー。幸せな日々と破局の過程が交錯し、恋愛の甘さと苦さが映し出される。

映画の魅力は、共感性の高いキャラクターと独特なストーリーテリング。特に、IKEAのシーンや、トムがダンスする場面など、日常的なユーモアが物語を軽やかに彩る。一方で、トムの一方的な視点に偏っているため、観客によってはサマーの感情が描かれ不足していると感じるかもしれない。

「(500)日のサマー」は、恋愛における期待と現実のギャップを描いた作品。