ミコト

ひなぎくのミコトのレビュー・感想・評価

ひなぎく(1966年製作の映画)
5.0
痺れるぅぅぅ。良すぎです。


奔放で危なっかしくて、気持ち悪さと可愛さが共存していて、欲を簡単に満たそうとして、それでも外に意識が向いていて、って、これ完全に人間のことやん…ってなった。

motherでの来客者、君たちはどう生きるかのインコ、ひなぎくに出てくる彼女たち。全部に共通する。

結局は与えられた可能性も、その階層にいかないとわからない次元だから汚すことと綺麗にすることのニュアンスが心底分かってない感じたまらんく腹が立つし、サラダを踏み躙られたら気分を害する人々にも、サラダを踏み躙る人たちにもブーメランだよってこと。


人種とか思想とか宗教とかのことをサラダだと解釈した。まさにすぎるよね。

編集の発想がすごいのと、色彩で魅せるシーンとモノクロを堪能するコマと、全部秀逸だった。好きです。これ以上ないです。良いもん見た。
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