HidekiIshimoto

白い少女のHidekiIshimotoのレビュー・感想・評価

白い少女(1958年製作の映画)
4.0
セリフなし、たった20分弱の濃密映像。短いぶん鮮烈だった。「名監督は駅や電車や鉄道の撮り方で分かる」と蓮實重彦だったか言ってた。地下鉄をこんなシュールにレアリスムに撮った映画見たことない。地下は意識下で鉄道は日常。日常の下にあるうすら怖い迷宮。つまりは夢。地下迷宮は迷い込んだ少年の通過儀礼のよう。小さい子ほどトラウマになりそうな幻惑的美悪夢。もっと恐ろしい地下夢を俺も何度か見たことある。あなたも見たことあるでしょう?Vimeoで観れる。原題検索ですぐ観れる。