超人アクションシリーズの第一弾
蹴りがひとつも飛び出さないボクシング映画となっていた
本作はなんか変
良くも悪くもセオリーから外れているような所が多いように感じた
ウェズリースナイプスが主演なんだけど、どうみても過去の掘り下げや登場時間からいってもアイスマンの方が演出面では優遇されている
クライングフィストみたいな感じなのかと思いきやラストは普通にウェズリースナイプスが勝ち、アイスマンの方はあんまりスッキリしない
しかもウェズリースナイプスの描写が少ないのでラスト勝ってもロッキーや次作のような感動はあまりない
刑務所映画としてもイヤな看守がいなかったり、アイスマンが強いこともあって虐められるシーンがなかったりと普通とはまた違った感じがした
でも普通と違ったことをしているのにも関わらずそれが基本的に上手く作用していないように感じた
アイスマンが無罪を主張するシーンも中々の時間あったけど、別にその事に関する真相は出てないので必要あったのかなと思ってしまう
アクションはガイバーキックが飛び出す2以降とは違い、ルールは多少違うものの真面目なボクシングとなっていた
しかし流石は番長、ちゃんと試合のシーンは見応えがあった
欲を言えばなんで勝ったかのロジックをしっかりとして欲しかったなと思った
あとアクションシーンの総量が少ないのと(序盤と終盤のみ)、特訓シーンもアイスマン対策をしたってのが分かるようなものにしたら尚よかった気がする
映画としてはおかしな部分が目立つが、嫌いになれない一本
2〜4とはまた違ったテイストで個人的には楽しめた
