ゴン吉

ミシェル・ヴァイヨンのゴン吉のレビュー・感想・評価

ミシェル・ヴァイヨン(2003年製作の映画)
3.8
勝つためには手段を選ばないレーサーたちの戦いを描いたカーレース作品。
脚本・制作はリュック・ベッソンらが手がける。
サガモア・ステヴナンが主演、ディアーヌ・クルゲールがヒロインを演じる。   

ミシェル・ヴァイヨン(サガモア・ステヴナン)は、カーラリーレースで仲間と共謀して先行車両のポイントチェックを妨害するなど勝つためnには手段を選ばない卑怯なドライバー。
チャリティーオークションでも悪知恵をはたらかせて入札者を煽って自分の出品物に高額で落札させる。
そんな彼の傲慢な性格がもとでラリーで事故を起こし、相棒が死んでしまう。
敵が多いミシェルが、24時間耐久レースのル・マンに出場することになる…

ラリーに加えて、ル・マン24時間耐久レースが舞台で、カーレース好きは楽しめる舞台設定。
一方で、脚本を務めたリュック・ベッソンは、「YAMAKASI ヤマカシ」のように悪質な人間を主人公にした作品を手がけることがあるが、本作でも自動車レースというスポーツマンシップが大切な舞台で、アンフェアな主人公に個人的には感情移入できずに楽しめなかった。
レースシーンは迫力があり、美しい風景も含めて映像がよかっただけに残念です。
「ちょっと持ってくれ 手が疲れた」 

2023.3 地上波テレ東で鑑賞(サタシネ・吹替:松崎広幸 訳)
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