はるちゃん

ふたりのベロニカのはるちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

ふたりのベロニカ(1991年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

もうひとつの「偶然」かな。。。「偶然」もキェシロフスキ監督の作品です。ところどころ「青の愛」を思い出さなくもなかったです。

運命は変えられなくても、生き方は選べるから。でもひょっとしたら彼女の霊感が彼女を運命から救ってくれたのかも?と思いたいラストだけど、どうなんだろうね。奔放に夢を掴んで短く輝くのか、やりたいことを少しずつ諦めながらもゆっくり穏やかに生きていくのか。

細かいところですが、フランスの方の彼女の持ち物にスーパーボールが紛れ込んでいて。それを何の疑問もなく受け入れてるところがすごく心に来ました。

追記
サントラにWeronikaという曲Véroniqueという曲があります。Véroniqueの方は2曲ありますが、聴き比べるうちに彼女たちが辿った運命を少し理解できたような気がしました。なぜ2曲あるんでしょうか?彼女の方が何かを感じて歌うことを辞めたからでしょうか、それでもやっぱり哀しいですね。