このレビューはネタバレを含みます
ショーン・コネリー=ジェームズ・ボンドと言うイメージがつくことを嫌がり、役を下りたのだが、イメージが着いたことによりジョージ・レーゼンビーは当たらなかった。その破格の出演料とその他2本の映画料を007製作陣柄持つという有り得ない条件で復帰してもらった作品。ギャラはスコットランド教育基金に全額寄付したらしい。
コネリーありきだった007シリーズは2代目ボンドの「女王陛下の007」も不振に終わり、混乱状態だった。それは演出にも表れている。冒頭から日本やカイロで暴れるわ、女性の水着を取って首をしめるわ… 無茶苦茶な暴れっぷり。奥さんを殺されたボンドがブロフェルドに復讐するところから始まるのだが、ボンドもブロフェルドも俳優が変わっているから訳がわからない。
この頃のコネリーは渋さが出始めている。「アンタッチャブル」「ザ・ロック」などコネリー出演のアクションが好きなことで多少は贔屓目に見ているかも知れない。ストーリーも無茶苦茶だとか、アクションにキレがないとか酷評ムートだが、見たいショーン・コネリーは観れた。脚本と演出が、彼を生かしきれていない。
ショーンコネリー復帰作
本人のやる気のないせいなのか、アクションにはキレがないし、身体のシェイプも良くはない。
日本やカイロで暴れるわ、女性の水着を取って首をしめるわ… 無茶苦茶な暴れっぷり。
いろいろ酷評されているけれど、年齢を重ねて渋さがで始めたこの頃のコネリーが演じるボンドも結構好き。
ジョン・ギャヴィンとボンド役の契約を交わした状態で、コネリーにオファー。破格の出演料で1週間後に了解。そのお金は彼が設立したスコットランド教育基金に全額寄付。しかも別の映画2本の資金も007制作側が出すという。
コネリーは今までで1番の脚本と言う
■鑑賞記録
▷2021.06.03
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